【画像】ウラワマニア@怠惰屋本舗

お知らせ

ウラワマニア@怠惰屋本舗は、更新を完全に停止しました。今後は、blog.urawamaniac.comを更新していきます。よろしくお願いいたします。

怠惰屋本舗 > ウラワマニアトップ > 浦和系 > 雑談 > ◇2009年の浦和レッズ◇

最近の日記::◇2009年の浦和レッズ◇

 実は、昨年の国立で行われた柏戦から、スタジアムから足が遠ざかっていた。もちろん、自分の転職や長男の誕生など、日常の忙しさに追われていたというのは間違いのない事実だけれど、その時の浦和の状況が影響しなかったかと言えば、それは嘘になる。何が何でも予定をやり繰りして、スタジアムへ通い詰める事だって出来なかった訳じゃない。今振り返ってみれば。色んな意味で、フットボールを楽しむことが出来なくなっていた。

↓ここから続き

 そうした言い訳の対象物がほぼクリアになって、今年は幸運にも開幕の鹿島戦からスタジアムで生の浦和レッズを体感することが出来ている。去年の中途までのように、ほとんどの試合を追いかけるという訳にはやはりいかないけれど、アウェイにもそれなりに足を運ぶようにまで復活してきて、やはりその要因は、フットボールを楽しむ精神性を取り戻すことが出来たからなのだと思う。

 フィンケが浦和にやってきたのは、やはり僥倖だ。まだ何も勝ち取っていない側から断言するのはどうかと思うけれど、少なくとも浦和に足りなかったチームとしての規律を持ち込んでくれたこと、ただその1点だけでも浦和は幸せなクラブだと感じている。このクラブにはこうしたタイミングが2度あった。95年のオジェック、そして2002年のオフト。いずれも、クラブが崩壊の危機にあるところで招聘され、そして彼らはその期待に十分に応え、チームの屋台骨を作り上げてくれた。

 オジェックは、徹底した堅いディフェンスをベースに、ウーベ・バインという希代のパッサーを擁した鋭利なカウンター・フットボールを展開して、2年連続最下位に低迷した浦和レッズを、思い切り上位へと引き上げてくれた。セカンドディビジョンから復帰して2年目の浦和を率いたオフトは、オールコート・マンマークディフェンスを用いて、選手たちにポジショニングのバランスを徹底させ、2年目には目を見張るほどのポゼッション・フットボールを展開するに至った。

 オジェックは志半ばで後任をケッペルに譲ったが、その後クラブはもう一度迷走へと足を踏み入れてしまった。そしてオフトは、浦和に初めてのタイトルをもたらしたが、その直後、突如辞任を発表する。翌年からギド・ブッフバルトに率いられた浦和は、常勝時代といっても過言ではない3年間を過ごすが、結果的に見れば、その3年間は選手たちのメンタリティーや個の力を増大させることにはつながったものの、フットボールクラブとしての規律は徐々に失われていってしまった。

 三度目の正直とはよく言ったもので、昨年の1年間で完膚無きまでに叩きのめされた規律無き浦和のフットボールを、再構築する最高のタイミングでフィンケは僕らの前に姿を現した。

 フットボールは、もちろん選手のためにあるスポーツだけれど、彼らがプレーする場所をきちんと地ならししてくれる担当者が居なければ、どれだけ力のある選手がいたとしても、それが最高の結果をもたらさないことは、既に僕らは何度も経験しているはず。たぶん、クラブだってそんなこと百も承知だろうけど、現実として浦和はもう2度も、継続的な発展という意味では失敗している。変化しなければならないこと、変化してはならないこと、クラブには矛盾するかも知れないある意味背中合わせの難しい判断を迫られるタイミングがある。そこでブレずに、正面から向き合うことの重要性を僕らは認識しなくてはならない。

 勝利する可能性を出来るだけ高めるために、出来るだけ良いフットボールを目指す。自分たちで試合をコントロールし、なるべく長い時間自分たちのフットボールを展開する。そして、実はそういう目的を持てるクラブは、限られた存在であるということもまた、知っておかなくてはならない。

 なーんて、本当はそんな大それたことを言いたいのではなく、ただ今の浦和が目指している「コンビネーションサッカー」が中途段階でめざましい発展性を見せているから、それを追いかけているだけで本当に楽しいし、自前の下部組織からあがってきた若い選手たちが、見事な連動性で戦っている姿を見ているだけで涙が出るほど嬉しいし、そして報道される事象を聞くだけでも、フィンケの抽斗にはまだまだ沢山の荷物が詰まっているようで、今のような積み上げていく時間は本当にかけがえのないもので。

 それが良い結果を招くのか僕にはわからないけれど、少なくとも青写真をアタマに描きながらスタジアムで狂喜することは、週末を楽しむための、最も優れたツールであることに代わりはなく。サポーターとしては失格だけれど、フットボールを楽しむことが、今は出来る。

コメント(7)

コメント722えちごや

だからこれをウラワマニアで書け…

あ、ウラワマニアが復活してたw

やっぱりね、土台というものは簡単には築けないんだな、ということを痛感したここ何年か。
しっかりとした土台があるうえでスーペルなタレントを擁するんだったらいいんだけど、そうじゃなかったからね。
多少のことではビクともしない土台を築くには最低でも10年ぐらいは必要なのかな。その間に下部組織をさらに充実させて、毎年下部組織からさらに優秀なタレントが輩出されていかないと。

スタイルなんてそう簡単には築けないよね。

年齢を考えると厳しいかもしれないけど、フィンケとは最低でも5年、できれば10年以上、率いてもらって、せっかく新たに築き始めた土台をちょっとやそっとのことではビクともしない、強固なものにして欲しいね。

  • URL
  • 2009/06/09 16:49
コメント723うら@管理

>えちごやさん

そうなんですよね。土台を築くのには長い時間が必要で、この数年間は、そのことを気づくのに必要だったのかも知れません。
しっかりとした基礎工事が成されれば、上物が存立するのは容易になります。そこを疎かにすればするほど、豪奢な上物を作ろうとも、その崩壊は簡単に訪れる訳で。長い時間を掛けなければ、しっかりとした基礎は作ることが出来ないでしょうし、是非フィンケには、出来るだけ長くクラブに触れ続けてもらいたいと思ってます。

  • URL
  • 2009/06/10 00:51
コメント724通りすがり

怠惰屋さん復活したんですね。
実はbookmarkから外そうとしたら。。。

これからもたまに更新して下さい。
期待しております。

p.s :
私も多少モノを書く仕事をしておりまして、
文体が全盛期の怠惰屋さんに似てしまったコトはナイショだ。

  • URL
  • 2009/07/10 11:13
コメント725うら@管理

>通りすがりさん

いやー、サイト名通りすっかり怠惰な感じになってます。
なかなか更新できませんが、ゆるやかに長ーい目で見ていただければ幸いです。今後ともよろしくお願いします。

  • URL
  • 2009/07/17 16:07
コメント726mitsu(みつ)

こんにちは

本当だ 復活してましたね(笑)

  • URL
  • 2009/08/08 13:35
コメント727うら@管理

復活したかと思いきや、また無精してます。
なかなか試合にもいけませんし、難しいですねー。

  • URL
  • 2009/08/11 17:15
コメント728mitsu(みつ)

3年ぶりくらいに 生観戦しました。

神戸戦です。

3-2で負けました。

まったく戦術のない状態になっていましたね。

・・・・どうなってるんだ浦和・・・・・・

  • URL
  • 2009/08/31 14:50
コメントしてやってください。
コメントフォーム

タグは使えません。URLも自動リンクしません。

トラックバック(0)

この記事にトラックバックを送る際は、下記URIをご利用ください。
この記事のトラックバックURI

個人的嗜好
【検索できませんでした】
  • 【検索できませんでした】
  • 遂にやってきたPS3版。やはりグラフィック面の進化は著しく、収録されたスタジアムが減ってしまったのは残念だけれども、全体的なクオリティは格段に高まっている。映像だけでなく、スタジアム内の音響効果も素晴らしい再現性なのに驚いた。
    PS2版とPSP版は、データを連携できるらしい。出先でマスターリーグ。これぞユビキタス社会(笑)
【検索できませんでした】
  • 【検索できませんでした】
  • 最近浦和を好きになった人は、ほんの数年前、浦和がセカンドディビジョンで戦っていたなどと信じられないかも知れないし、自分としてもその事実はどんどん記憶の中から消え去ろうとしている。知らなくても良いのかも知れないけど、知っておくべきだとも思う。
- BlognSP -